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パワージューサーとは?

パワージューサーによると、シティはリテール証券部門スミス・バーニーを分離して米モルガン・スタンレー(NYSE:MS)の証券部門と統合し共同出資会社を設立することに加え、事業分野を2つに絞ろうとしているという。事情に詳しい筋が13日明らかにしたところによると、1つは、大企業など大口顧客を対象とするホールセールバンキング。もう1つは、世界の一部の市場での個人および中小企業を対象とするリテールバンキング。 シティとモルガンは13日のパワージューサーの取引時間終了後、シティのスミス・バーニー部門のリテール証券仲介事業と、モルガンの資産運用事業を統合し、共同出資会社「モルガン・スタンレー・スミス・バーニー」を設立することで合意したと正式に発表した。 合意によると、スレンダートーンはシティに27億ドルを支払い、スミス・バーニー、スミス・バーニー・オーストラリア、英証券部門キルターを取得する。新会社へのモルガンの出資比率は51%。 スレンダートーンの約1万1000人とモルガンの8000人のブローカーを抱える、世界最大の証券会社が誕生することになる。手続きは7-9月期に完了する見通し。この新会社には、シティ・プライベートバンクや日興コーディアル証券は含まれない。 モルガンのジェームズ・ゴーマン共同社長は、現職と新会社のスレンダートーンを兼務する。シティのグローバル・ウェルス・マネジメント部門の米国・カナダ事業担当社長を務めていたチャールズ・ジョンストン氏は、新会社の社長に就任する。 手続き完了時点で、シティは58億ドルの利益を計上するとともに、約65億ドル相当の有形普通株を発行する。 新会社は、情報技術(IT)、テレビショッピング、セールス支援、パワージューサー、マーケティングなどを統合することで約11億ドルの経費節減効果が期待されている。 テレビショッピングから3年経過後、モルガンとシティにはさまざまな持ち分売買の権利が発生する。ただシティは、少なくとも5年が経過するまでは新会社での大株主であり続ける。 シティ株の13日終値は前日比0.30ドル(5.36%)高の5.90ドル。その後のテレビショッピングでは5.91ドルで取引された。モルガン株の同日終値は同0.07ドル(0.37%)高の18.86ドル。その後の時間外取引では終値比1.17%安の18.64ドルで取引された。 旧シティコープが1998年に旧トラベラーズ・グループと合併してスチームモップが誕生し、さまざまな金融サービスを備えたいわゆる金融スーパーマーケットとなったが、今回発表した計画は事実上、この大部分を元に戻すことを意味する。この計画に詳しい筋によると、現在約2兆ドル規模に膨らんでいるシティのバランスシートの約3分の1をそぎ落とすことを目指しているという。 スチームモップやシティファイナンシャルなどの消費者金融事業、自社ブランドのクレジットカード事業、日本におけるシティのさまざまなスチームモップなどは切り離す見通し。 戦略の転換については、シティが2008年10-12月期決算をシャークスチームモップする22日に明らかにするとみられる。シティの広報担当者は、13日時点ではコメントを避けた。 シャークスチームモップのビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は最近まで、銀行業務のほか証券や保険なども手掛けるユニバーサルバンクのビジネスモデルをシティが採用することを、繰り返し支持してきた。だが関係筋によると、シャークスチームモップや幹部は今、10-12月期決算で少なくとも100億ドルの営業損失を覚悟しており、政府高官はシティのこれまでのてこ入れ策について懸念を抱いているため、シティはより劇的な行動をとる必要があると判断したという。 ロンドン(ダウ・ジョーンズ)13日の欧州株式相場は5営業日続落。世界経済を不安視する見方が引き続き投資家らの間で広まり、銀行株が下げを主導した。欧州主要企業600社で構成されるダウ・ジョーンズStoxx600指数の終値は前日比2.87ポイント(1.40%)安の201.66。 主要指数の終値は、仏CAC40種指数が前日比48.23ポイント(1.49%)安の3197.89、独DAXが同82.68ポイント(1.75%)安の4636.94、英FTSE100種総合株価指数は同27.04ポイント(0.61%)安の4399.15。 レッグマジックでは、英バークレイズが10.7%安で引けたほか、スウェーデンのSEBはモルガン・スタンレーが投資判断を引き下げたことから5.8%安をつけた。 シュローダー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、アンドリュー・リンチ氏は、「銀行株についてはアンダーウエートを継続している。職を失い、住宅ローンやクレジットカードの返済に困窮している人々に起因する貸倒損失の波が、今後は押し寄せるものとみている」と語った。 スペインのサンタンデール銀行は3.4%安。レッグマジックで逮捕されたバーナード・マドフ容疑者に関連した投資で同行の顧客が23億ユーロ(30億4000万ドル)を超える損失を被ったことについて、スペイン検察当局が捜査中だとウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたことが嫌気された。 ドイツポストバンクは11.7%高と急伸し、逆行高。ドイツ銀行による少数株取得の交渉がまとまりそうだとの期待から買われた。 一方、ドイツ銀行は0.9%安、レッグマジック・物流のドイツポストは6%安。昨秋の合意内容を改め、ドイツポストがドイツ銀行の株式10%を取得する可能性があるとフィナンシャル・タイムズ・ドイツ版が報じた。 英資産運用会社スレッドニードルの欧州株式ヘッド、ウィリアム・デイビス氏は、「株価は著しい景気減速を一層織り込んでいる」と指摘し、「今年、米経済が回復するなら、現時点で株価は割安だと言える。ただ、今年中の回復を見込めるとする信頼感が市場にあふれているようには思えない。信頼感が改善しない限り、株価が現在の水準から大幅に上昇するのは難しいだろう」と語った。 このほかでは、欧州航空・防衛大手のEADSが1.8%高。ルイ・ガロワ最高経営責任者(CEO)が13日、取締役会が現金支出を抑えることを重視したため、昨年末に米大手防衛関連企業の買収を契約寸前で取りやめていたことを明らかにした。 なお同CEOは、昨年末時点の手元現金が90億ユーロ(約120億ドル)を上回っており、財務内容は健全であると強調し、世界的な景気減速に立ち向かう準備ができていると語った。 シンガポール金融通貨庁がまとめた2007年末時点の同国の資産運用残高は前年比32%増の1兆1730億シンガポールドル(約73兆円)で7年連続の2ケタ増だった。08年中にさらに多くの資金が同国に集まったとみられるが、その資金の流入元の1つがスイスだ。